ブライトステップ出演ダンサー3人に聞いたおすすめレッスンコーデ
2024年07月30日 14:55この度10周年をむかえる「BRIGHT STEP」の公演を記念して、 大谷遥陽さん・横山瑠華さん・佐々晴香さんの3名にお気に入りのコーディネートや、 レッスン・リハーサルでのウェアの選び方についてお伺いしました。
× 大谷 遥陽さん
「色味を統一することで、縦のラインを意識」
ウェア選びのポイント
色味を縦一することで、
縦のラインを意識
普段から上下のウェアの色味はそろえて縦ラインを意識して、
身体がキレイに見えるものを選んでいます。
いつもはブラックはあまり選ばないのですが...今回はショートパンツにビビットなブルーをアクセントにしてコーディネートを組んでみました。サウナTシャツは身体すぐに温まるところがお気に入りです。ボトムスはハイウエストでウエスト部分がブラックなこと、また脚ぐりも斜めにあがっているところがスタイルがよく見えてお気に入りポイントです。
PICK UP ITEM
大谷 遥陽さん(おおたに はるひ)
イングリッシュナショナルバレエ
大谷 遥陽さん(おおたに はるひ)
イングリッシュナショナルバレエ
3歳よりクラシックバレエを習い始め、2010年より佐々木三夏バレエアカデミーにて学ぶ。
2013年埼玉全国舞踊コンクール 第一部第一位
2014年こうべ全国洋舞コンクール ジュニア一部第一位
2014年第一回国際バレエコンクール in 東京にてグランプリ
同コンクール審査員長、ジョゼ・マルティネズより、スペイン国立ダンスカンパニーの研修賞を受賞同カンパニーにて3ヶ月間研修。
2015年同カンパニーに入団し、入団後4カ月でドンキホーテ全幕のキトリを踊る。
2018年9月ソリスト昇格。
2022年2月イングリッシュナショナルバレエにソリストとして入団。
主なレパートリーにドンキホーテよりキトリ、ジゼル、くるみ割り人形よりクララ/金平糖、ウィリアム・フォーサイス振付"Playlist""Blake Works “The vertiginous thrill of exactitude””Artifact”、アレクセイ・ラトマンスキー振付"Concerto DSCH”、ジョージ・バランシン振付"アポロ、アクラム・カーン振付"ジゼル"、ヨハン・インガー振付"カルメン"
その他、"Roberto Bolle and Friends “を含む世界中のガラに参加。資生堂やGQ などにもアーティストとして取り上げられる。
× 横山 瑠華さん
「身体が一番キレイに見えるもの」
ウェア選びのポイント
身体が一番キレイに見えるもの
自分の身体が一番キレイに見えるものをいつも意識して選んでいます。
今回はデコルテラインが美しく見えるレオタードと、普段からマストアイテムのサウナパンツでコーディネートを組んでみました。あえてゆったりめのサウナパンツは体型もカバーしつつ、脚が隠れている分自分自身に向き合い、集中できるので好きです。
いつもは落ち着いた色味を選ぶことが多いのですが、今回はトップスにライムグリーンを持ってきてさわやかさをプラスしてみました。
PICK UP ITEM
横山 瑠華さん(よこやま るいか)
元ジョージア国立バレエ団
横山 瑠華さん(よこやま るいか)
元ジョージア国立バレエ団
4歳より新潟にてバレエを始める。
15歳でポルトガル国立バレエ学校へ単身留学。卒業公演に特別監督として訪校していたニーナ・アナニアシヴィリに引き抜かれ、18歳でジョージア国立バレエに入団。20歳で眠れる森の美女の主役に抜擢され同年ソリストに昇格。その後プリンシパルに昇格し、バレエ団の殆どの作品で主役を務めた。7年間団員としてキャリアを積み、2023年に退団。
現在はフリーランスとしてヨーロッパを中心に世界各地でワークショップやバレエセミナーを開催。世界中で開催されるガラや公演にもゲストとして数多く招待されている。
2023年夏、ダンサーとしてのキャリアが認められイタリアにてInternational dance awardを受賞。近年は日本でもワークショップや講演会を開催している。
× 佐々 晴香さん
「気分の上がる好きな色味と体のラインを美しく見せること」
ウェア選びのポイント
気分の上がる好きな色味と
身体のラインを美しく見せること
身体のラインを美しく見えるアイテム選びを心掛けています。色味は気分の上がるもの、リハーサルの時は役によって変えることも多いですね。
サウナパンツは季節問わず必需品で、脚が冷えないように出番を待っている間も履いています。今回はすっきり見えるネイビーのレオタードに、ボトムスは普段あまり選ばないアンティークローズにしてみました。
PICK UP ITEM
佐々 晴香さん(さっさ はるか)
ベルリン国立バレエ団
佐々 晴香さん(さっさ はるか)
ベルリン国立バレエ団
5歳よりバレエを始める。
2012年 Houston Ballet's Ben Stevenson Academy 留学。
2013年東京シティバレエ団入団。
2015年ドルトムントバレエ団に移籍。
2017年スウェーデン王立バレエ団 にセカンドソリストとして移籍。
2018年ファーストソリスト、2019年プリンシパルに昇格。
2022年ノルウェー国立バレエ団にプリンシパルとして移籍。
2023年ベルリン国立バレエ団に移籍。
今までにマカロワ版「ジゼル」ヌレエフ版「白鳥の湖」ハイデ版とシュプック版の「眠れる森の美女」スティーヴンソン版「シンデレラ」などに主演、バランシン「アゴン」「Divertimento no.15」、キリアン「Bella Figura」、リファール「白の組曲」「影のソロ」フォーサイス「インザミドル」「精密の不安定なスリル」「Blake Works」「Approximate Sonata」、ソルレオン「Stars Like Moths」エクマン「エスカピスト」「LIB」、ドーソン「グレイエリア」など。
Bright Stepとは
代表の西島勇人氏をはじめ、海外で活躍する若手日本人ダンサーたちによるプロジェクト≪Bright Step≫は、2015年の初演から毎年の夏の公演やワークショップを定期的に開催し、未来のバレエダンサーたちへの指導、交流を行っています。 チャコットでは、若いダンサーを応援したいという想いに賛同し、長年にわたり衣装の提供や、ワークショップの開催などを通じて公演のサポートを行っています。
- Photo
- Yusaku Kondo
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