Functional Wear meets Rico Ikeda
池田莉子さんが冬に着たい高機能ウェア
PICK UP #122024.01.09
チャコット・バランスが考える「芯のある美しさ」を体現する女性たちを通して、新作の魅力をお届けする「PICK UP」。#02は、天才的感性と比類なきデザインセンスで、多方面から注目を集めているアーティストのHana4さん。その凛とした立ち姿を引き立てるのは、素材やディテールに奥行きのあるデザイン性の高いTシャツ。年齢を重ね、ますます深みが増してきた彼女のヘルシーなライフスタイルを紐解く。
春の新作Tシャツは、クロップド丈から長めの丈まで、デザインも清楚で上品なレース、シンプルながらワンテクニック効かせたものなど、バリエーション豊富にそろう。大人が着たくなる落ち着いたきれい色も魅力で、フィットネスシーンだけでなく、スタジオの行き帰りや週末のお出かけ着としても活躍。
Hana4さんの一日は、朝ヨガから始まる。「今日も2本レッスンを受けてから現場に来ました」と、明るくはつらつとした表情で話す。
「レッスンには自転車で行くことが多いので、着替えを持参し、ヨガウェアを着ていきます。春とはいえまだ寒いので、シアー素材の長袖Tシャツは重宝しそうですね。黒のレギンスは電車でレッスンに行く時によくはいていて、上から丈の長いモードなアウターを羽織れば、おしゃれが簡単に決まります。サングラスも着こなしにスパイスを効かせるマストアイテムです」
昨年、全米アライアンス認定ヨガインストラクター資格「RYT200」を取得したHana4さん。今年は「RYT500」へのスキルアップをめざす。
「ずっと同じ姿勢で作業をするネイリストという職業柄、昔から運動は欠かせない習慣でした。ヨガ自体は7年前くらいからやっていたのですが、資格を取りたいと思うほど真剣にやり始めたのはここ数年です」
「このクロップド丈のTシャツは、ヨガシーンでもトレンド感を楽しめますね。リボンをぎゅっと結べば、ウエスト周りがフィットしてどんなポージングも安心。大好きなレースがあしらわれたレギンスも気分が上がります」
さまざまなフィットネスコンテンツがあるなかで、ヨガを選んだ理由を尋ねると、「心地よく生きるためのヒントがヨガにはある」と応えてくれた。
「たとえば、ヨガには『サティヤ』という言葉があり、『正直であること』を意味します。人には正直になれても、自分に正直でいることは案外難しいもの。わたし自身メディアに出て、思っていた以上に名前が知られていったときに、無理をしてがんばったり、嫌なことがあっても笑顔でいたり、すごく辛かった。自分に素直でいるには心の余白が必要で、それをヨガで学ぶことができたのは大きいですね。あとはジムやエステなど、自分のメンテナンスを人に頼っていると、環境が変わったときに続かなくなってしまう。ヨガを学べば、10年後も20年後も、自分で自分を整えることができると思います」
Hana4さんの代表的なアートワークも「レース」。途切れることなく糸と糸が繊細につながり、ひとつの大きな模様を紡ぎ出すロマンチックなレースに、彼女は人生の縮図を垣間見たと話す。そして、その模様はいかようにも変えることができ、1人ひとり違うものを紡いでいくものだ。
「美しいレースに心惹かれるのは、女性特有の感覚なのかなって。女性として生まれたからには、レースの似合う人でありたいなと思います。透け感のある服は、あえて肌を隠すロングスカートと合わせると上品な印象に。このレースのTシャツはレストランへ行くときなど、レッスン以外でも使えますね」
「継続は力なり」という言葉を常に心に留めている彼女は、日々の積み重ねをとても大切に考えている。
「毎朝のヨガはもちろん、ごはんを作ることも自分の身体と心を整える要素のひとつ。自然との調和や循環を大切にするマクロビオティックを取り入れ、玄米菜食を中心に、添加物を極力摂らないようにしています。地球環境や人体へのやさしさを意識するようになってから、マイボトルを持ち歩くことはもちろん、生理中はナプキンをやめて、吸水ショーツのみに。運動をしている時もごわつきがなく、ストレスフリーにはけるのでおすすめです」
しなやかで優しく、それでいて逞しい。Hana4さんが紡ぎ出す唯一無二の美しさはいつだって、何度でも多くの女性たちを魅了することだろう。
シンプルながら、後ろに可憐なリボンをあしらったバックシャンなTシャツもラインナップ。レッスンウェアの上にはけるチュールスカートは、バレエ衣装を彷彿とさせるエレガントな1枚で、甘さのあるアイテム同士の組み合わせもさわやかなベビーブルーのワントーンでまとめれば、今年らしい抜け感のあるコーディネートに。
※掲載商品は全て総額表示(税込)になります。
自身の原点であるネイルアートを軸に、テキスタイルなどの制作からアートディレクションまで、国内外問わず幅広く活躍。極細な手描きのラインや美しい色使いを得意とし、背景にあるストーリーや思いをアートとして表現。近年はサステナブルやオーガニックのライフスタイルから生まれたアップサイクルアートに注力し、ファッションやビューティーの枠を超えたアーティスト活動を行っている。