「無地のフィットネスウェアしか持っていなかったので、花柄は新鮮でした。華やかな印象になりますし、女性らしさもあって欲しくなりましたね。このレギンスは肌触りがさらっとしているうえにフィット感もほど良くあり、着心地の良さや動きやすさを実感しました」

彼女がフィットネスウェアを着るのは、隔週で通うマシンピラティスのほか、毎週友人宅で受けている筋膜リリース系のグループレッスン。

「それも仕事がないときだけ行くというマイペースな感じです。わたしの中では、自分の身体を鍛えることよりも、人の身体をきれいにしてあげることに喜びがあります」と、バストアップサロンを経営する鳳山さんらしいお答えが。

「自分自身が授乳後にしぼんだバストを復活させたいと思ったのがきっかけでした。バストは直接見えないけれど、自分の中のベストだと内面からの自信があふれ、心が前向きになる鍵にもなっていると思います」

「ブループリントはシックな雰囲気で着やすいですね。Tシャツもカシュクールデザインだからバストがきれいに見えます」

寒色系の色合わせは、彼女の持ち前のヘルシーさがより際立つ。モデルとして、経営者として、母として、忙しい毎日を送る鳳山さんは、どのようにして身体と心のバランスを保っているのだろうか。

「料理教室に通うのが趣味なんです。作るよりも、食べるよりも、習うことが楽しくて、いろいろな先生のところへ通っています。家庭料理をはじめ、アジア料理が特に好きで、中でも、約10年間習っているのが、毎月いろいろな国の料理を作る教室。今月はベトナム、来月はスリランカとか。自分の知らなかったことを知るのが楽しいですし、習うことが趣味なので、気分転換にもなっています」

サロンに関しても、興味をもったことは今でも学ぶことを忘れない。自分自身を磨くことで積み重なる自信が内に秘めるエレガンスとなり、多くの女性を惹きつけているのだろう。

「仕事で忙しかった20代のころはいつもなんとなくさびしくて、他人をうらやんでばかりいました。何をやってもうまくいかないと思っていたのですが、30代になり、子どもを産んでからは、育児の忙しさもあって落ち込むこともなくなって。働きづめだったわたしにとって、出産は良い休息期間だったのだと思います」

環境の変化で穏やかさを手に入れた彼女だが、ほかに意識を変えたことは?

「受け流すことを覚えました。昔は不満があると立ち向かっていたように思いますが、年齢を重ねていくうちに、攻撃的になっても得することはないと学びましたね。“負けるが勝ち”ではないですけど、無意味な争い事は避け、相手に勝利を譲るようにしたら、穏やかでいられます」

美しいプロポーションを引き立てる鳳山さんのみずみずしい魅力をもっと知りたいと、毎朝のルーティンを尋ねてみた。

「毎朝、飲む日焼け止めとしてトマトジュースを飲んでいます。時間に余裕がある時は、青汁やアサイーといった抗酸化作用のあるものも飲みます。それにプロテインも。水分が多すぎて、固形物が入らないんです(笑)」と、スタッフを笑わせてくれるチャーミングな人柄もすてきだ。大人の余裕さえ感じさせる彼女に、ピンクのローズプリントがよく似合う。

「バストをしっかりと包み込んでくれる形で、デコルテのラインもすっきりとしていて上品です。透け感のある素材のアームカバーも、ストレッチが効いてとても動きやすく驚きました」

ケアを重ねているバストだけでなく、デコルテの美しさにも思わず目を奪われる。彼女はこれから、どのように年齢を重ねていくのだろうか。

「10年以内には、家族で東南アジアのどこかに移住したいと思っています。日本と行き来しながら、のんびり過ごしたいですね。でも、すぐに人のために何かやりたくなってしまうかもしれません(笑)」

PROFILE

鳳山えり さん
(モデル/サロンオーナー)

14歳の時に、雑誌「mc Sister」専属モデルとしてキャリアをスタート。現在はモデルのほかに、エステサロン「アメリーボーテ」とバストアップスクールを運営。恵比寿にある「アメリーボーテ」では、産後のバストの悩みや、生まれながらのお悩みにアプローチした施術が好評で、バストアップスクールは横浜と恵比寿で開校している。去年からは一般社団法人日本コルギ小顔術協会の理事も務める。

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