働きづめだったわたしにとって、出産は良い休息期間だった
働きづめだったわたしにとって、出産は良い休息期間だった
「ブループリントはシックな雰囲気で着やすいですね。Tシャツもカシュクールデザインだからバストがきれいに見えます」
寒色系の色合わせは、彼女の持ち前のヘルシーさがより際立つ。モデルとして、経営者として、母として、忙しい毎日を送る鳳山さんは、どのようにして身体と心のバランスを保っているのだろうか。
「料理教室に通うのが趣味なんです。作るよりも、食べるよりも、習うことが楽しくて、いろいろな先生のところへ通っています。家庭料理をはじめ、アジア料理が特に好きで、中でも、約10年間習っているのが、毎月いろいろな国の料理を作る教室。今月はベトナム、来月はスリランカとか。自分の知らなかったことを知るのが楽しいですし、習うことが趣味なので、気分転換にもなっています」
サロンに関しても、興味をもったことは今でも学ぶことを忘れない。自分自身を磨くことで積み重なる自信が内に秘めるエレガンスとなり、多くの女性を惹きつけているのだろう。
「仕事で忙しかった20代のころはいつもなんとなくさびしくて、他人をうらやんでばかりいました。何をやってもうまくいかないと思っていたのですが、30代になり、子どもを産んでからは、育児の忙しさもあって落ち込むこともなくなって。働きづめだったわたしにとって、出産は良い休息期間だったのだと思います」
環境の変化で穏やかさを手に入れた彼女だが、ほかに意識を変えたことは?
「受け流すことを覚えました。昔は不満があると立ち向かっていたように思いますが、年齢を重ねていくうちに、攻撃的になっても得することはないと学びましたね。“負けるが勝ち”ではないですけど、無意味な争い事は避け、相手に勝利を譲るようにしたら、穏やかでいられます」