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Interview with May Nagahisa vol.3 | 寒い時期の過ごし方

舞台で輝き舞うバレエダンサー、永久メイ。美しさを体現する彼女のバレエとの向き合い方やライフスタイルから、日々のバレエライフを一歩前進し楽しむためのヒントを、全6回のインタビューを通じて探ります。

Interview with May Nagahisa
vol.3

マリインスキー・バレエ団でファーストソリストとして活躍する永久メイさん。数々の公演で主役を演じ、その透明感あふれる踊りは多くのファンを魅了しています。 2021年には「Forbes 30 Under 30 Asia 2021」(アジアを代表する30歳未満の30人)にも選出されるなど、今後の活躍からますます目が離せない彼女に、日々のレッスンのあれこれや、ライフスタイルについて伺いました。

Vol.3のテーマはレッスン、舞台前だけでなく日々の生活の中でも気を付けたい「身体の冷え対策」について。

足先はバレエダンサーにとって、一番冷えてはいけないところ。

――職業柄防寒にはすごく気を使っていると思うのですが、身体を冷やさないためにどんなことに気を付けていますか?
私はすごく冷え性で、毎回踊るパートナーにも「手が冷たすぎる!」って言われるんですよ。本当に、踊るギリギリまで手がすっごい冷たいんですね。だけど、最近気づいたけど、逆にあったかいと逆に不安になるというか、いつもの私じゃない、みたいな・・・。

でも、指先は置いておいて、足先はバレエダンサーにとって、一番冷えてはいけないところだと思います。バーレッスンでも足先をもっと使わないといけないということにもつながってくるので・・・。いつもロシアの家ではモコモコの靴下を履いていたり、レッスンの前まで靴下であたためて、ということはしています。

――舞台前はどんなふうに過ごしていますか?
本番踊る前は絶対に身体があたたまっていないといけないです。でも踊る演目によってもウォームアップの仕方は違うんですよ。ものすごく疲れる演目だったら、あまりあたたまりすぎると逆に最後まで持たなくなるというか・・・身体のコントロールを中に締めにくくなるというか、身体の中心を感じにくくなったりするんですね。だから、すっごく汗をかかないようにするというか、表現が難しいんですけど、ふにゃふにゃにならないようにしています。

 

 

 

 

 

 

もっと脚を上げたり柔軟性が必要な演目だったらいつも以上にストレッチするようにしたり。身体をもうちょっと引き締めるものだったらエクササイズをして・・・。
ウェアだったら、必要以上には着ますよね。汗をかいても絶対に着て、本番直前にレッグウォーマーまで全部脱いで舞台に出ています。レッスンの時のウェアは、オーバーなものもいいんですけど、ちょっとしゅっとしたものの方がよくて。鏡を見る上でも、自分のラインを見せやすい、意識しやすいような、ぴたっとしたものがよかったりします。

――寒い時の食生活はどのようにされていますか?

 

 

 

 

 

 

冷たいものよりは、あたたかいものをとるようにしています。でも、結構ロシアにいて驚いたのが、寒い時でも皆さんアイスがお好きで。ロシアの冬でもアイスをおいしく食べられるんだってことに気づいて。ただ、もちろん冷えにはあたたかいもの、生姜だったりをとるように心がけるようにしています。日本から抹茶ラテの粉を持って行って飲んだり、スープを作ったりも。
でも常温の水は飲めないんですよね・・・。冷たい水でリフレッシュというか。リハーサルの時にすごく暑くなっちゃうし、汗もかくから、そこで冷たい水が飲みたくなるんですね。だから冷え性なのかもしれないけど・・・(笑)

Interview:Ayako Kaji

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