クラシカルバレエメイクとナチュラルバレエメイクの違い

クラシカルバレエメイクとナチュラルバレエメイクの違い

"バレエメイク" に流行りはありますか?

という質問を多くいただきます。

近年ではみなさんが想像しやすい、 いわゆる「クラシカルバレエメイク」と、最近登場した自然な印象の「ナチュラルバレエメイク」の大きくわけて2つの流れが見られます。
今回はバレエメイクの変遷や、それぞれのメイクの違いをチャコットのメイクアップアドバイザーに聞いてみました。

TOPICS
  1. 時代に合わせてメイクも変化
    舞台映え重視のクラシカルバレエメイクから近くで見てもきれいなナチュラルバレエメイクへ
  2. 実際どう違うの?
    メイクテクニックで見る クラシカルバレエメイクとナチュラルバレエメイク

舞台映え重視のクラシカルバレエメイクから近くで見てもきれいなナチュラルバレエメイクへ

その昔のバレエメイクは、いわゆる"和装メイク"に近いものだったんです。
ベースメイクはステージファンデーション(油性タイプのファンデーション)の上にケーキファンデーション(水を使うタイプのファンデーション)を重ねたり、アイシャドウにも発色の強い練りタイプを使ったりと、 重ね塗りを基本としたしっかりメイクが多く見られた中、舞台に立った時の顔のメリハリを追求して 当時生まれたのが「クラシカルバレエメイク」です。みなさんが”バレエメイク”と聞いたときに思い浮かべるのはこのメイクかもしれませんね。

強い照明が当たったり、遠くから見た時でも目鼻立ちがくっきり見えるように生まれたクラシカルバレエメイクは、凹凸を強調して彫りを深く見せるための濃いノーズシャドウとハイライトが印象的。 また、バレエの作品では ”コール・ド・バレエ” と呼ばれる群舞もあるので、全員の顔が同じ印象になるよう顔のパーツに描き足して強調するのも特徴のひとつです。 例えば眉の形をそろえるために地眉と違う形に描いたり、目を大きく見せるためにアンダーラインは目から離して描いたり、全員が二重に見えるようにしたり・・・。くっきり塗られた青のアイシャドウもクラシカルバレエメイクの象徴とも言えますね。

そんな中、公演がオンラインで配信されるようになったり、スマートフォンで写真撮影をする機会が増えたことで、生まれたのが「ナチュラルバレエメイク」。 舞台に立った時にもひとりひとりの表情や個性がより良く見えたり、近くで見た時にもより自然に見えるのが特徴です。

舞台上で顔の凹凸が消えてしまわないよう、従来のバレエメイクの手順は活かしながらも、顔の個性を活かすために、ノーズシャドウやハイライトを線ではなくぼかしていれたり、目の下のアイラインもリキッドアイライナーは使用せず、パウダーでぼかして深みを出しています。
アイメイクは2色を使った自然なグラデーションになっているので、衣装の色合いに合わせて色の組み合わせを選ぶのも楽しめるようになりました。

このように、時代に合わせてバレエメイクの形も少しずつ形を変えています。

メイクテクニックで見る クラシカルバレエメイクとナチュラルバレエメイク

”くっきりはっきり”の クラシカルバレエメイク
  • ベースメイクは明るいピンク系の色に
  • ノーズシャドウやアイシャドウはくっきり
  • アンダーラインは目から離してアイライナーで
”グラデーションが命”の ナチュラルバレエメイク
  • ベースメイクは普段の肌に近い色
  • ノーズシャドウはぼかして自然に仕上げる
  • アイシャドウは2色のグラデーションに
  • アンダーラインは目の下にパウダーで
プロから学ぶバレエメイク

チャコットショップでは、プロのメイクアップアドバイザーによるメイク・シニヨンの講習会を開催しています(不定期)。
クラシカルバレエメイク、ナチュラルバレエメイクどちらでも受講できます。

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